レビュー(スペイサイド)

素敵な木の香りがするウイスキー!クラガンモア12年の味わいとおすすめの飲み方をレビュー!

クラガンモア

スコットランド、スペイサイド地方のシングルモルトとして外すことが出来ないクラガンモア。

創業者のジョン・スミス氏は敏腕の蒸溜所経営者としても有名でした。

今回はクラガンモア12年について味わいから香り、そして各種飲み方からオススメの飲み方をご紹介いたします。

蒸留所の背景や歴史、場所が知りたい方はこちらをどうぞ↓
創業者デザインのオリジナルポットスティル?クラガンモアの特徴・ラインナップ・蒸留所の背景をご紹介!

クラガンモアの外観

クラガンモアのボトルは透明で、ラベルは少し古風な印象ですね。
クラガンモア ボトル

クラガンモアの頭文字部分のスペルがかっこいいデザインです。
クラガンモア ラベル
このラベル、よーく見てみると・・・・?
クラガンモア ラベル2
鉄道が描かれています。
どうやら創業者のジョン・スミス氏が好きだった鉄道のようです。

ストレートで味わう

最初にストレートで味わってみましょう。

クラガンモア ストレート

香り

匂いを嗅いでみるとドライフルーツのような落ち着いてフルーティな甘い香りと、
りんごの酸味のような香りも感じられます。

また、ハーブっぽさと蜂蜜、煙っぽさもありますね。
そしてなにより樽の木の香りがしっかりと感じられます。
ウッディな感じとはこのことでしょうか。

味わい

口に含んでみると、若干の煙っぽい味わいと共に麦の香ばしさとほのかな甘みが広がり、
その後に酸味がわずかに感じられます。

そして鼻からは樽の木の香りがゆっくりと抜けていくのを感じ取れますね。

余韻

余韻は口に含んだ時の酸味が続きながらも、
樽の木の香りと、アルコールの暖かみがゆるりと続きます。

一口目、二口目と少しずつゆっくり飲んでみると、
舌が慣れ始めてよりウイスキーの甘みが感じられる様になりました。

少量の加水をして味わう(オススメ!)

お次にお水を少しだけ加えて試してみます。

クラガンモア 少量加水
まず香りは煙っぽさがかなり控えめになりました。
そしてストレートと同じく樽の香りもありながらリンゴっぽさというものが増しており、
フルーティな感じや甘さの印象が強まっていました。

口に含んでみると、最初の一口目が驚くほど甘みが増していますね。
ふわっと甘さが広がった後にじわじわと酸味が来るのが楽しめます。
甘さが際立ち始め、飲みやすさも上がったイメージ!

そして飲んだ後に煙の香りが広がり、木の香りと暖かみが感じられました。

トゥワイスアップで味わう

今度はトゥワイスアップ(ウイスキーと同量の水で加水する飲み方)で試してみましょう。

クラガンモア トゥワイスアップ
香りは煙っぽさと柔らかな甘い香りが印象的でした。
フルーティさというより、蜂蜜の様な甘い香りが強めですね。
樽の木の香りは少し控えめになった気がします。

飲んでみると抑えめの酸味と、樽の香りと味わいがはっきりと感じられます。
加水した時に際立つ、穏やかな甘みもゆっくりと楽しめるくらいの飲みやすさに変わっていますね。
度数が下がり、するりと飲めてしまうような印象になりました。

薄まってもしっかりと樽の香りが感じられる飲み方です。

ロックで味わう

お次に氷だけを加えたロックで試してみます。 

クラガンモア ロック
すると、香りは氷によって冷却されてだいぶ抑えめではあるものの、
よく嗅いでみると樽の香りがあり、リンゴっぽさも微かに感じられます。

味わいは温度が下がってスッキリとしており最初の方は甘さが少し立つものの、
後から酸味の広がりそして多少の渋みが感じられます。

舌触りが多少変化しており、少しだけトロッとした気がしますね。
また、後から氷がとけて加水が進むと、甘さが段々と立っててくる印象をうけました。

飲んだ後には喉にアルコールの暖かみがあり、口には樽の香りと微かな苦味が残り続けます。

ハーフロックで味わう

ハーフロック(グラスに氷を入れ、ウイスキーと水を1:1で注ぐ飲み方)でも試してみます。

クラガンモア ハーフロック
香りはほとんど立っておらず、
微かに樽の香りがするくらいであまり感じ取ることはできませんでした。

飲んでみると緩やかに甘味は感じられ、
後から樽の木の香りと酸味がやってくる印象です。

薄まってゆるい感じは否めませんが、樽の香りは感じられます。
それだけ木の要素が強いという事でしょうか。

ハイボールで味わう

最後にソーダで割ってハイボールして試してみました。

クラガンモア ハイボール
香りの面では樽の香り、そして麦の甘い香りがほのかに漂います。
口にしてみると思ったよりも甘い仕上がりに!

また麦の香ばしさも健在で、炭酸の爽快感と共に美味しさがありました。
酸味も微かに感じられますが、悪い印象はなく、スーッと引いていく感じがしました。

ハイボールにしてもなかなか面白く、試してみるのはアリだと思います!

~初心者向けのボトルなの?~
初心者向けのボトルとも唄われる1本ですが、筆者はストレートで飲むには初心者にあまりオススメしないと思います。
結構酸味があったので、この酸味が嫌な人はちょっとキツイかなと感じたためですね。

ただし、加水をしてみて飲みやすいタイミングを見つけると驚くほど飲みやすいものになっているので、自分好みの濃さにして飲むのはアリかな〜と思います。

というわけで、管理人オススメの飲み方は「少量の加水」をして飲むのが一番響いたクラガンモアでした。
次点でハイボールもおすすめですね!

気になった方は是非試してみてください!