レビュー(スペイサイド)

コスパ抜群!グレンフィディック12年の味わいとおすすめの飲み方をレビュー!

グレンフィディック ボトル

売上が世界一にもなったことがあるグレンフィディック。

シングルモルトウイスキーの中でも非常にクオリティが高く、そしてお値段も比較的手が届きやすい1本でもあります。

今回はグレンフィディック12年について味わいから香り、そして各種飲み方をご紹介いたします。

蒸留所の背景や歴史、場所が知りたい方はこちらをどうぞ↓
売上世界一を誇るシングルモルトの王者。グレンフィディックの特徴・ラインナップ・蒸留所の背景をご紹介!

グレンフィディック12年の外観

ボトルの色は緑色、そしてなんと言っても三角の形をしたところが特徴的ですね。

グレンフィディック ボトルデザインデザイン

この形は1957年に考案され、ウイスキー造りに必要な「火、水、土」の三要素を表しているのだそうです。

他にも、隙間なく梱包できるため、(運ぶ際の)衝撃からボトルを守る機能性があるというお話もあります。

ロゴマークはカッコいい鹿の形を模しており、グレンフィディック=鹿の谷を意味するところから来ています。
グレンフィディック ロゴマーク

ストレートで味わう

まずはストレートで味わってみましょう。

グレンフィディック ストレート

香り

グラスに鼻を近づけてみると、
まず最初に熟した洋梨のような甘い香りが漂ってきました。
青りんごのような雰囲気も多少ながらありますが、どちらかというと熟した果実といった感じでしょうか。

また他にも蜂蜜のような香り、そしてカスタードクリームのような甘い要素もなんとなくあります。

全体として穏やかな甘い香りを主体とした、なめらかな印象ですね。

味わい

口に含んでみると、最初に甘みがふわっと来た後にほのかな苦味が広がります。

その後にアルコールのピリピリっとした刺激がありました。

飲みやすさはかなり良い方ではないでしょうか。
また、口の中に含んで舌の上で転がしてみるとスルッとしたなめらかさが感じられます。

余韻

落ち着いたフルーティな甘さとほのかな苦味がゆっくりと続き、
麦の香ばしさや、樽からくる木の香りが心地よく長く続きます。

少量の加水をして味わう(オススメ!)

お次に少し加水(数滴)をしてみましょう。

グレンフィディック 少量加水
すると香りの面では一気に蜂蜜感やフルーティさ、クリーム感と言った甘い香りの要素が開花します。
ストレートで「ふわ~」と香っていたのが「ふわっ!!」みたいに強くなり、
おぉっ!これは・・・!?とびっくりしました。

そしていざ飲んでみると、
口当たりはストレートの時より非常に滑らかになっています。
もとから口当たりが良かったですが、さらにスルッといけてしまう!と言った感じです。

個人的にはこれが一番おすすめな飲み方です!

トゥワイスアップで味わう

今度はトゥワイスアップ(ウイスキーと同量の水で加水する飲み方)で試してみましょう。

グレンフィディック トゥワイスアップ
香りはストレートでも感じられた蜂蜜のような甘い香りの中にカラメルのような要素が感じられる気がしました。
甘い香りが分解されて、色々と嗅ぎ分けられる感じです。
他にも樽の木の香りがより前に出てきた雰囲気も多少ながらあります。

飲んでみると最初の印象は「ん…?ちょっと薄いかな?」でした。
しかし、中心となる甘さの部分はしっかりと香りと共に残っています。
苦味の部分がだいぶ薄れており、甘さ主体で味わうにはいいのかもしれませんね。

ストレートで感じた苦味の余韻ですが、トゥワイスアップだと殆ど残らず、ほのかな木の香りと甘さが薄っすらと残ったのが印象的でした。

ロックで味わう

氷を足して、ロックで飲んでみることに。

グレンフィディック ロック
すると、香りの方はかなり抑えめです(冷却されているので当たり前といえば当たり前ですが。。)。
よく嗅いでみてようやく甘い木の香りが分かる…と言ったぐらいでしょうか?

口に含んでみると、一口目の印象が甘さから苦さにだいぶシフトした気がしました。
後から甘みが来て、そしてまた苦味が広がる、というように味の波を感じます。
多少渋み?も強くなったように思います。

また、氷が溶けて加水が進んでくると甘さが強く感じられるようになってきます。

そしてトゥワイスアップとは対象的に後味が甘み主体ではなく、苦味が主体になっていました。

ロックはいまひとつ…というのが個人的な感想でした。

ハーフロックで味わう

さらにハーフロック(グラスに氷を入れ、ウイスキーと水を1:1で注ぐ飲み方)でも試してみます。

グレンフィディック ハーフロック
香りの面では、ロックと比べて加水が最初にされているためか、
抑えめとはいえ甘さが嗅ぎ取りやすい気がします。

口に含んでみると、滑らかな感触は健在です。
また、ほのかな甘みも感じられますが、少し薄い印象でした。

後味はかなり抑えめな苦味があり、そして樽の木の香りが感じやすくなった気がします。

ハーフロックだと若干薄いかな~~?と思いました。

ハイボールにして味わう

最後にハイボールで飲んでみました。

グレンフィディック ハイボール
香りでは、ぱちぱち弾ける炭酸の中に微かな樽の香りが漂っている気がします。
飲んでみると、
スッキリとした麦の感じが出てきて、かつ穏やかに感じる苦味が炭酸とマッチして爽快感がありますね!
また、ストレートの時に少し感じた青りんごのフレッシュさが前に出てきている気もします。

甘みもありますが、スッキリとした苦味で爽快感が残ったのが印象的です。

 

 

そういうわけで、筆者のオススメの飲み方は「少量の加水」と「ハイボール」のグレンフィディックでした。

ハイボールに関してはゴクゴクいけてしまう爽快感があるので、あっという間に飲んでしまいました。
グレンフィディック ハイボール 飲み終わり

グレンフィディックの購入を検討している方はこちらからもどうぞ↓

少しでも飲み方の参考になれば幸いです!